March 27, 2026
子どもの頃、母を探して見知らぬ町をさまよった記憶。 けれど大人になった主人公は、その出来事を忘れたまま生きていた。 ある日ふたたび迷い込んだのは、会話の噛み合わない町民、姿のない駄菓子屋のおばちゃんの声、そしてかつて自分が母の絵を描いた「佐藤文具店」が残る、どこか懐かしくも奇妙な町。 町を歩くうち、主人公は幼少期にもこの場所に迷い込んでいたこと、そして“終わった”と思っていたあの日の出来事が、実は忘れられただけで、まだ終わっていなかったことに気づいていく。 これは、忘れていた過去と、記憶の中に取り残された自分自身に再び出会ってしまう