2026年11月4日
戦争が終わっても、殺すためだけに作られたロボットに居場所はなかった。アパートの掃除屋として静かに暮らすR-ONのドアを、回収部隊に追われる少女ソラが叩く。彼女が彼に教えたのは、撃ち方ではなく「まもる」という漢字と、葉の数え方だった。命令は「少女を引き渡せ」。彼は生まれて初めて、引き金を引かないことで戦うことを選ぶ。降伏ののち、彼はドローンたちを道連れにその場で自らを壊し、残骸の中に緑に光るICチップだけが残る。ソラはそのチップを元に小さなロボットを作り直し、鉢植えに水をやる彼女の傍らで小さなR-ONが目覚める。